クロストーク

米子大会それぞれの2日間

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48床の病院が挑んだ、2,000人が集う全国大会。
「オールこうほうえん」で駆け抜けた特別な2日間と、それぞれの挑戦

2026年2月6日、7日の両日、ここ米子市で「回復期リハビリテーション病棟協会第47回研究大会in米子」が開催されました。全国から2,000名を超える回復期リハビリ医療の関係者をお迎えした本大会。当院の角田賢病院長が大会長を務め、錦海リハビリテーション病院が事務局として運営を担いました。
48床の当院にとって、この規模の大会運営はまさに前代未聞のチャレンジ!当日は母体法人である「オールこうほうえん」の力も結集し、この大舞台を駆け抜けました。今回は、運営スタッフ・発表者・座長として奮闘した3名に、大会の舞台裏と「当院ならではの働く魅力」について語ってもらいました。


取材日:2026.2.17 撮影日:2026.2.6-7

 

参加者プロフィール

作業療法士/松江総合医療専門学校 卒・新卒入職3年目
今井 裕人
初めての全国学会参加で、当日は「会場誘導」と「口述発表」を担当。
看護師/急性期病院を経て入職4年目
福原 里紗
前回の札幌大会視察から携わり、当日は「総合案内」と「ポスター発表」を担当。
理学療法士/県外の回復期リハ病棟を経てUターン入職2年目
岩田 友
今大会で初めて、一般演題の「座長」を担当。

 

Section 1

48床の病院が「2,000人の全国大会」を動かすということ

― まずは今回の大会で、皆さんがどのような役割を担ったのか教えてください。

岩田 : 私は今回、初めて一般演題の座長を務めさせていただきました。県外の病院からUターン入職して現在2年目になるのですが、まさか自分が全国規模の学会で座長を任されるなんて思ってもみなかったので、最初は「どうやってやったらいいんだろう!?」と頭が真っ白になりましたね(笑)。

今井 : 私は入職3年目で、今回初めて全国学会での口述発表と、運営スタッフとしての「会場誘導係」の二役を担当しました。大会1日目は通常通り病棟業務に入り、2日目からの参加でした。

福原 : 私は前回の札幌大会に視察として同行させていただいた経緯もあり、今回は「総合案内」での受付対応と、自分自身のポスター発表を兼任しました。視察で全体の雰囲気は掴んでいたつもりでしたが、いざ自分たちの病院が運営の立場になるとなると、やはり責任の重さが違いましたね。

― 米子に2,000人の関係者が集まりました。率直にいかがでしたか?

今井 : 全国学会自体が初めてだったので、そもそもこれだけの人数が集まる規模感が想像できなくて。「米子にこれだけの人が集まるのか!」と、とにかく圧倒されました。誘導係として会場を回りながら、ふと「この大きな大会を、自分たちの病院が中心になって動かしているんだよな」と感じる瞬間があって。どこか誇らしいような、身が引き締まるような不思議な感覚でした。

岩田 : 街の様子も熱気が違いましたよね。前日からスーツ姿の参加者らしき方々で溢れかえっていて、駅前のデジタルサイネージにも大きく大会の広告が出ていたりして。「とんでもない規模の大会を、自分たちが運営しているんだな」と急に実感が湧きました。以前いた県外の病院の同僚たちも参加していて、「錦海リハさん、凄いね!」と声をかけられたのは嬉しかったです。

福原 : 自分たちが運営にたって2,000人の熱気を目の当たりにすると、48床の当院が、札幌と同じ規模の大会を成功させることの凄さを実感しました。自分たちにとって本当に「とてつもない挑戦」をやり遂げたんだなと、今、改めて感じています。

 

Section 02

ガチガチの緊張を支えた「仲間のサポート」

― 発表や座長、そして運営。それぞれの役割へのプレッシャーもあったのでは?

今井 : 正直、発表よりも「誘導係」の方が緊張しました(笑)。これまでイベント運営の経験がなかったので、最初はどういうものか想像もつきませんでした。でも、マニュアルがしっかり準備されていましたし、先輩方が「こうすればいいよ」と的確に指示をくださったので、未経験の私でも迷わず動くことができました。自分なりに大きな声で案内することを意識して頑張りました。

福原 : 私は総合案内を担当したのですが、全国からの参加者をお迎えする立場として、きちんとした丁寧な対応を心がけようと、自分なりに責任感を持って臨みました。受付に立っていると他県からの参加者の方から「錦海リハさんですね!」と声をかけていただけて、自分たちがこの大会の顔なんだと実感しました。柔軟な対応が求められる場面もありましたが、困ったときにすぐ相談できる体制がありましたので、「オールこうほうえん」で支え合う空気が、自然と背中を押してくれたと思います。

― 発表や座長の準備についても、かなり熱が入っていたと聞きました。

今井 : はい。私は「運転支援チーム」の代表として発表したのですが、事前にOT(作業療法士)の予演会で愛ある“洗礼”を受けました(笑)。「ここは伝わりにくい」「もっとこうした方がいい」と、先輩方からたくさんのフィードバックをいただいて。当日の質疑応答も、事前のシミュレーションがあったからこそ自信を持って答えられました。

岩田 : 座長を務めるにあたっては、演者の方の発表抄録を読み込んで質問を考えるなど、準備がとても大変でした。でも、上司が一から丁寧に教えてくださり、一緒に抄録を見てフィードバックをいただけたおかげで、当日は自信を持って進行することができました。時間管理などの課題はありつつも、なんとかやり遂げることができてホッとしています。

福原 : 私は前日に原稿をガラッと書き直したんです。病棟業務との両立で時間は限られていましたが、周囲の皆が協力してくれて形にできました。本番では、他院の方々が原稿を見ずに、ポスターを見ている方に直接語りかけるように発表されていてとても勉強になりました。次回はもっと余裕を持って準備し、対話できるような発表を目指したいですね。

 

Section 03

大会を終えて見えた「錦海リハ」の新しい景色

― 今回の経験を経て、当院で働く魅力について改めてどう感じましたか?

作業療法士/今井 裕人

今井 : 時間が経つにつれて「達成感」がじわじわ湧いています。これまでは受け身な性格だったのですが、全国規模の舞台で、運営としても主体的に動けたことは大きな自信になりました。先輩方の手厚いサポートのおかげで、入職3年目の私でもやり遂げられた。このモチベーションを次の研究や、日々の患者さんへの関わりに繋げていきたいです。

岩田 : 以前は「学会発表をする人はごく一部」と思っていましたが、ここに入職して、みんなが研究テーマを持って取り組んでいることに最初はすごくカルチャーショックを受けました(笑)。当部署の理学療法士の認定資格取得率が94%という数字にも表れていますが、この「学びを止めない環境」こそが、リハビリの質の高さに直結しているんだと再確認しました。

福原 : 48床という小規模な病院だからこそ、看護師もリハ職も、職種の垣根を越えて一人の患者さんの「生活」をトータルで見つめることができるんです。急性期病院での経験があるからこそ、当院の「退院後の暮らしを見据えたリハビリ」の濃密さは、自信を持って自慢できるところです。今回の大会を通じて他院の素晴らしい取り組みもたくさん学べたので、それをさらに進化させていきたいです。

― 最後に、錦海リハへの入職を検討されている方へメッセージをお願いします。

理学療法士/岩田 友

岩田 : 成長したいという気持ちがあるなら、これほど心強い職場はないと思います。専門性を高めたい、新しいことに挑戦したいという仲間と一緒に働けるのを楽しみにしています。

今井 : 錦海リハは、学ぶ量も多いですが、その分、先輩たちが絶対に一人にせず、背中を押してくれます。私のように「自分を変えたい」「成長したい」と思っている人には最高の環境です!

福原 : みんなで一緒に患者さんが良くなっていく過程を共有できます。生活に寄り添う医療を実践したい方には、ぴったりの職場ですよ。

看護師/福原 里紗

 


 

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