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看護部

看護部の理念

  • 私たちは患者様がその持てる能力を最大限活用し、自己を尊重しながら家族とともに自立でき、より高いQOLに到達できることを目指した看護を実践します。
  • 私たちは看護者としての責務を自覚し、常に自己研鑽に努め、地域に信頼される看護を実践します。

入院中の生活動作をリハビリと捉え、自宅退院を目指し患者さんとご家族にとっての幸せを考えた看護を提供いたします。

その人に残された能力を最大限活かして日常生活動作の自立、QOLを高め、在宅復帰に向けて支援しています。立てなかった人が歩ける、飲み込めなかった人が食べられる、話すことが出来なかった人が自分の意思を伝えられるようになるなど、麻痺を残しながらも、家族共に、地域の社会資源を活用しながら自立できるように援助するのが私たちの役割です。
もちろん、ナースのみではなく、多職種協働でのチームアプローチが欠かせません。また、病院内だけではなく、地域の中での連携、そして医療だけではなく福祉との連携があって果たせることです。

看護部の職員配置

令和2年4月1日現在、看護師26名、介護士17名(うち介護福祉士15名)、チームナーシング継続受け持ち制、夜勤は看護2介護2計4人で変則2交替制で行っています。※非常勤も含めた実人数。

看護師による回復リハビリテーション病棟での取り組み

看護師は入院時失禁などの排尿障害が認められる患者全員に、侵襲を伴わない超音波測定器「ゆりりん」を使い、客観的に膀胱機能を評価しています。排泄プロジェクトチームでは「薬に頼らない排便」や「どうすればオムツ外しに繋がるか」と言ったことを研究的にも取り組んでいます。
その他入浴プロジェクト、転倒転落対策チーム「まくれん隊」、車いす委員会など、リハスタッフとチームでの取り組みにも参加しています。認知症を持った患者さんには「ユマニチュードケア技法」で対応できるよう学んでいます。8割は脳血管障害の患者さんであり転倒転落の危険は高い状態が恒常的にありますが、患者さんの尊厳をまもるために『ミトン』『抑制帯』の使用は行いません。

超音波測定器「ゆりりん」
転倒転落対策チーム「まくれん隊」カンファレンス

回復期リハビリテーション病棟協会 認定看護師の出前講座

写真は 出前講座の様子

地域連携の一環として、「回復期リハ病院と看護師の役割」について主に紹介元である急性期病院へ出前講座を行っています。 急性期病院で生命の危機を脱した患者さんが、その後回復期リハ病棟でどのような生活をしているか、またリハビリが主となる現場で看護師はどのような役割を担っているのか自宅訪問、療法士・医師・社会福祉士など多職種との連携などについてお話させていただいています。出前講座を通して回復期リハ病棟について知ってもらい、さらに効果的な地域医療連携が図れればと思います。

参加者からのアンケート結果はこちらをご覧ください。

介護士主導のアクティビティ介入

介護士主導で毎日午前と午後にレクリエーションを開催し、患者さんが入院生活を楽しみながら離床促進・身体機能向上をめざしています。

介護士の手作りアイデア用具を使った自立支援への取り組み

安価で身の回りにある求めやすい素材を活用して、患者さんの自立生活を促すアイデア用具の作成にも取り組んでいます。例えば、片手で薬をこぼさず開封できる薬袋の固定具、入浴時の着替の出し入れがしやすく肩にかけて持ち運びできる手編みのバック、手の力が弱い方向けの気切カニューレの自力着脱具など様々です。これからも患者さんの自立生活の力になれるよう小さな困りごとも大切にしていきたいと思います。

ヘアーカーラーに刺繍糸で編んだカバーをつけた手指訓練具
内服薬自己管理袋

看護部の教育体制

エルダー制度
1年間は担当ナースがエルダーとして支援します。

院内研修
看護部教育計画により技術目標チェック表によるOJTを行います。他に病院職員研修、その他、多職種との合同勉強会を毎週行います(自主参加)。

法人研修
病院を含む法人内の各種研修に参加します。毎年法人研究発表会を実施しています。

院外研修
積極的参加を推進しています。各種学会、看護協会、全国回復期リハビリテーション病棟協会、大学病院、各種教育産業等、多数に参加できます。
回復期リハビリテーション看護師の認定も支援しています
認定者3名在籍(令和2年4月1日現在)

海外研修
アメリカ研修(10日~2週間)があります。

その他
意欲のある方は海外での研究発表も認めます。

認定資格取得者

私たちは、知識及び技術レベルを向上させ、より質の高い業務を実践するため、各種学会・職能団体等が認定する資格の取得を目指し、自己研鑚に努めています。